前回、「意識は素粒子を越えるのか?」というテーマで、
私たちの意識が、見えない世界に触れている可能性についてお話しました。
今回はそれを、“命”に関わるレベルで実際に体験した、
私の夫のエピソードを通してお話ししていきます。
意識は、物質を超えて「未来の気配」をも察知するのか?
魂の声は、現実をどう変えるのか――
飛行機が滑走路に降り立ったその瞬間、
夫は、ある“感覚”に突き動かされました。
「このまま手術をすると、私は死ぬ」
誰かがそう言ったわけではなく、医師の診断があったわけでもありません。
けれど、その感覚は“明らか”だったのです。
頭ではなく――魂が叫んでいたのです。

振り返ること数ヶ月前。
夫は大量出血を起こし、救急車で病院に運ばれました。
肋骨の奥、肺と心臓のあいだに埋まっていた6センチの破片が、
まるで“意識を持つかのように”右へ左へと動きながら、やがておへその横にまで移動していたことは…前回のブログでも書きましたね。
死と隣り合わせの身体を抱えながら、
夫はもう一度、人生に希望を見いだそうとしていました。
私との未来を信じ、成功率20%という極めて危険な手術を、
母国で7人の医師たちのもとで受ける決意を固めたのです。
当初、私は付き添う予定でした。
けれど夫は、「最悪の事態もあり得る」と考え、私を京都の実家に待機させました。
そして、こんな約束を交わしたのです。
――手術が成功したら、白い封筒が届く。
――もし失敗したら、黒い封筒が届く。
それは、生と死を分けるメッセージでした。

そして――
後に、夫から聞いたのです。
実は彼が母国の空港に降り立ったその瞬間、
「このまま手術をすると、私は死ぬ」
そう強く感じた、と。
その感覚を受け取った夫は、即座に決断し、
わずか2時間後の日本経由便に乗り換えたのでした。

のちに私たちは、確信するようになりました。
あのまま祖国で手術を受けていたら、おそらく命はなかった――と。
あれは、魂が発した、命を守るための声だったのです。
私は、こう思っています。
“魂の声”は、誰の中にもある。
ただ、それが日々のノイズや常識や思考の中で、
聞こえなくなってしまっているだけなのだと。
◆「意識」とつながる命の羅針盤
この出来事は、「意識とは何か?」という問いへの、大きなヒントでもあります。
1. 意識はすでに“答え”を知っている
私たちは、理屈や計画よりも前に、
“どこへ行くべきか”“何をすべきでないか”を、
深い意識レベルではすでに知っているのかもしれません。
夫が空港に降り立った瞬間に感じた「このままでは死ぬ」という感覚。
それはまさに、“未来の気配”に意識が触れていた証拠です。
2. 意識は“ズレ”を教えてくれる
意識がクリアなとき、人は繊細な違和感にすぐ気づけます。
「何かがおかしい」「この道ではない」――
頭で考えるよりも先に、魂のセンサーが教えてくれるのです。
3. 意識は生命と深くつながっている
私たちの意識は、身体よりも先に“生きる方向”を感じ取っています。
夫の選択は、論理ではなく、生命そのものが発した“生きたい”という衝動だったのです。

◆魂の声を聞いて、生きる
そう――私たちの中には、
**在り得ないことも在り得る世界にアクセスできる“意識”**があります。
そしてその力は、あなたの中にも、必ずある。
私たちの意識は、目に見えない現実の設計図を持っています。
だからこそ――
**「魂の声に耳を澄ますこと」**は、
人生を本来の軌道に戻すための、唯一無二のコンパスなのかもしれません。
✨この物語は、特別な誰かの話ではありません。
“魂の声”は、あなたにも、私にも――必ずあります。
そして、もしあなたがそれを取り戻したいと思うのなら、
私は、その声に再び出会うお手伝いをしたいと思っています。
「もしかして、これが“魂の声”かもしれない…」
そう思う瞬間が、あなたにもあったなら、
その感覚――大切にしてみてくださいね。